Muito bom ポルトガル

ポルトガル 一度訪れたら必ず心落ち着く、美しい欧州の小国です。ポルトガル在住の日本人男性がいろいろ気になった情報を書き連ねるブログです。

リスボンの地下鉄事情

せっかくリスボンに暮しているんだから、「キーワード」を決めて何か書いてみようと思う。

 

特に理由もないけれど、「リスボン」と「地下鉄」にしてみよう。

 

リスボンの地下鉄は「赤」「青」「緑」「黄」の4線ある。

正直なところ、各線の接続がこんなに悪いのは何でだろうと思う。終点で他の路線の乗り換えができるような「循環性」がないからだ。まるで4本の糸がなんとなく重なっているような路線図。「途中で切れている」という印象なのだ。

 

たとえば黄色線は「Rato(ラト)」という駅が終点・始発になっているけれど、その先1キロもないところにある国会議事堂前(サンベント地区)にはつながっていない。議会やその近くで働く人もたくさんいるのだろうけれど、そこには今も地下鉄駅がないのである。

 

もちろん市民から路線延長の要望もあるようで、政府もリスボン市も黄色線を「ラト駅」からテージョ川に向けて伸ばし、議事堂前を含めて新駅を4~5つ程度つくったうえで、緑線の終点・始発である「カイス・ド・ソドレー駅」に接続させて「循環性」を設ける計画でいるようだ。でも、ポルトガルのことだから、いつ頃できるのだろうとも思う。

 

ところで、平日朝の通勤時刻、特に朝8時30分~9時頃は大変な混雑になる。

乗り込むのはコツがいる。日本のように整列場所も指定されていないし、停車位置が一定でもないからだ。

経験と勘で、プラットホームのこのあたりに立てば、ドアの前になりそう、と何となく分かるようになるけれど、最初は戸惑うかもしれない。 

この時間に大きな旅行鞄をもって乗り込むのは結構大変かもしれない。

とはいえ、日本の電車のように、そのような時間に旅行鞄を持って乗り込んだり、ベビーカーを連れて乗り込んだりしても、そこまで露骨に嫌な顔をされることもない。

混んでいても、結構車内でおばちゃん同士の会話が聞こえたり、笑い声が聞こえたり、電話している人がいたり、時には赤ちゃんをあやす母親がいたり、イヤホンから音楽がダダ洩れの若いサラリーマンがいたりする。

日本の通勤電車のように「殺伐」といった雰囲気はないので、ちょっとホッとする。

 

そうとはいっても、「降りる人が先、乗る人が後」というルールがあまり守られていないから、ぐずぐずしていると、乗り込めないこともある。

あと、「混んでるなぁ」とドアの入り口を見ても、奥まで詰めてくれる人が少ないから、中にかなりのスペースが見つかることも多い。なので入り口は極端な混雑、内部は意外に余裕、という状況も結構ある。日本人からすると、「奥まで詰めてくれ」と思って仕方ない。

 

もしリスボンに来られたら、日本の通勤電車の違いを見にいっても結構面白いかもしれない。